叡智と繁栄を極めた古代都市・アトランティス。
かつて大西洋に実在したといわれる伝説の大陸である。
海神ポセイドンが創設したとも伝えられている。
その文明は現代文明を遥かに凌ぐものだったという。
そこに住まう人々はアトランティス人と呼ばれ、人々は非常に高い徳を持ち、総じて聡明であった。
文明、技術共に高度なものであり、テレパシーのような超能力を使うかと思いきや、同時にテレビやラジオ等の近代文明、さらにはレーザーなど軍事的技術も発達していた。
また、超金属オリハルコンなどを用いて錬金術的要素も持ち合わせていた。
しかし、その文明は、いつしか世界をも手中にしようという愚かな強欲を産み出してしまう。
その傲慢さに
神々の王ゼウスが怒り、制裁のため彼は雷を打ち鳴らし、大地震が起こし、そしてそれは大洪水を招いた。
そうして僅か一昼夜のうちに、この栄華を極めた都市は海中に沈み、姿を消してしまったのだという。
これが約12000年前のことである。
その時に逃げ出した人々は、人魚となってその荒波を抜け、地上へと逃げのびたのだといわれている。