原産地は砂漠等の乾燥地帯が多く、薔薇のようにも見える為このように呼ばれる。
薄い結晶が幾重にも重なり、この薔薇のような塊を形成する。
これは人工的なものではなく、このようなものが自然の力で形成される為奇跡に近いと言える。
その為、奇跡の石、願いを叶える石、という別名も持ちあわせている。
あまりメジャーな石ではないが、その力は高く評価されている。

◯夢や願いを叶える
　愛・知性・希望を象徴
　悪習や悪縁等の負・災いの連鎖を絶つ
　悪友・腐れ縁・ストーカー・束縛等、ネガティブな関係を断ってくれる
　ネガティブな思考・心からも解き放ってくれる
　直感力・インスピレーション
　受験勉強に絶大な威力
　自分を見失わないように常に冷静さを思い出させてくれる

千夜一夜物語に出て来る数々の話の読み手（導き手）。
心優しく美しい大臣の娘である。

砂漠の王、シャフリアールは妻の不貞に激高し殺してしまう。
しかし怒りは収まらず、世の中の全ての女を憎むようになってしまった王はその後も新しい妻を迎えては、初夜後翌朝には殺してしまうという凶行を繰り返していた。

正義感の強いシェヘラザードは、これを制しようと、父の反対を押し切り自ら志願し王へと嫁ぐ。
シェヘラザードは喜劇、悲劇等、数多の話を知る娘で、初夜の晩に早速王に類希なる物語を読み聞かせる。
その話の面白いこと面白いこと…夢中になって聞く王は、いつもの凶行は行えないまま、ついに夜明けが来てしまった。
娘は「明日はもっと面白いお話をお聞かせしましょう」と言うので、その話が聞きたい王は娘をもう一晩生かしておくことにした。

しかし、次の晩も、その次の晩も、シェヘラザードが語る話はとても面白く「続きはまた明日」としてしまう為、シャハリヤフールはその続きが聞きたいが為に、シェヘラザードを殺すことが出来なかった。

シェヘラザードの話はすっかり王の心を捕え、次々と新しい話を望む為、結局千一夜もの間この夜伽話は続き、王はすっかり改心し、娘を殺すことを止めたという。

シェヘラザードは王妃となり、王との間に三人の子供をもうけた。