マラカイト
マラカイト
-Jan 2015-

和名:孔雀石  イメージ:ヘラ(ギリシャ神話より)

【嫉妬】

滑稽な女と笑うだろうか
荒唐な女と罵るだろうか

愛する人の心を留めておく為には容赦はしない

甘い言葉でそそのかす者には復讐を
美しい容姿で誘惑する者には報復を

アルゴスの百の目がおまえを捕えて離さないだろう

尊大、寛大などという言葉は私とは無縁だ
例え女王の座に君臨しているとしても
ヘラ説明
【マラカイト】
和名 孔雀石
石言葉 危険な愛情、再会・繁栄・恋の成就・子の保護・魔と病いの退散

紀元前4000年には既に採取されていたという、濃淡の縞目模様が美しい濃い緑色の結晶。
精神に大きく作用するため、邪気を打ち払う石として古来よりお守りとして重宝されてきた。
身体の不調やスタミナ不足には体力回復を、ストレス等に因る不調には精神の安定をもたらすので、心身共にヒーリング作用がある。
孔雀の羽模様に似ている為、日本では孔雀石と呼ばれる。

◯効能
 ヒーリング、ストレス緩和、心身の癒し、スタミナ不足解消、毒素の浄化,精神の安定、ネガティブな感情を取り除く
 事前の危険察知、危険回避。
 邪気を跳ね返す(邪気祓い。身代わりに割れる事もある)
 洞察力、判断力、直感力、創造力、想像力、感受性、集中力、先見力、読心力、霊的能力を高める
 相手の心理、本音を見抜く(第三の眼)
 営業能力、販売能力を高める
 芸術家、営業マン向け
 繁栄、長寿
 眼の病気、皮膚病、リウマチ、安眠に効果的
ヘラ説明
【ヘラ】
聖鳥:孔雀、郭公、鶴
聖獣:牝牛
象徴:百合、石榴、林檎
アトリビュート:王冠と王笏

オリュンポス十二神の一柱。
ギリシャ神話において絶対的な権力を握る最高位の女神であり、全知全能の神ゼウスの姉であり正妻。
結婚や縁結び、家族、母性、貞操等の守護女神。
そしてヘラ自身も夫一筋で大変貞淑であり、生涯貞節を守り通した。

同時に大変嫉妬心が強く、浮気性の夫の不貞には大変厳しい。
ゼウスの愛人に容赦なく復讐する(時には子孫まで滅ぼす)という残酷な一面を持つ。
それゆえに嫉妬深い女神と言う印象が強い。
不貞を赦さないという性質が、夫婦の貞節、また家族の絆を司る女神といわれるところに由縁するものと思われる。

ヘラの女神官を務めたイオは大変美しい巫女であったが、ゼウスに身を任せよという天啓に従ってゼウスと結ばれる。
ヘラはこれを赦さないとし、100の眼を持つ怪物アルゴスに監視をさせ、監禁した。
アルゴスは常に何処かの目が開いているため、文字通り24時間態勢で監視されている状況だった。
ゼウスに命を受けた伝令心ヘルメスに智策により、アルゴスはその首を剣で刎ねられ、イオは救出されて遠い地へと逃げ延びた。

ヘラはアルゴスの死を悼み、その百の眼を拾い上げ、愛鳥である孔雀に付けた。
それが羽根に眼のような模様のある孔雀になった由縁であり、ヘラの守護鳥となった。